
あなたは自分の背中を鏡で見たことがありますか?
背中は普段見えない部位ですが、鍛えることで「逆三角形のシルエット」が手に入り、姿勢が良くなり、肩こりや腰痛の予防にもつながります。
実は背中の筋肉はとても大きく、鍛えれば代謝が上がり痩せやすくなるメリットもあります。ここでは初心者から中級者以上まで活用できる背中トレーニング種目と正しいやり方を徹底解説します。
背中トレで得られる3つの効果
- 逆三角形の体型づくり
広背筋を鍛えると、肩幅が広くウエストが引き締まったシルエットになる。 - 姿勢改善・肩こり解消
僧帽筋や菱形筋を鍛えることで猫背が改善し、肩や首のこりが軽減される。 - 体幹の安定とパフォーマンス向上
デッドリフトやローイング系は体幹を強化し、スポーツや日常動作も安定する。
背中トレおすすめ種目と解説
1. デッドリフト(Deadlift)|背中トレの基盤
- 対象部位:広背筋、僧帽筋、脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングス
- やり方
- 足を腰幅に開き、バーベルを足の前に置く
- 背筋をまっすぐにしてバーを握る
- 胸を張り、股関節を伸ばすイメージで立ち上がる
- 背中を丸めずにバーベルを下ろす
- 目安:8〜12回 × 3セット
- 注意点:腰を丸めるとケガの原因。軽めの重量から始めるのが安全。
2. ラットプルダウン(Lat Pulldown)|広背筋を広げる
- 対象部位:広背筋、僧帽筋
- やり方
- マシンに座り、バーを肩幅より広く握る
- 胸を張り、みぞおちに向かって引き下げる
- ゆっくり戻す
- 目安:10〜15回 × 3セット
- 注意点:腕で引かず「背中で引く」意識を持つ。体を後ろに倒しすぎない。
3. バーベルロー(Barbell Row)|背中の厚みをつくる
- 対象部位:広背筋、僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋
- やり方
- バーベルを持ち、上体を45度前傾させる
- バーベルをみぞおちに引きつける
- ゆっくり下ろす
- 目安:8〜12回 × 3セット
- 注意点:反動を使わず、肩甲骨を寄せる意識を持つ。
4. ワンハンドダンベルロー(One-Arm Dumbbell Row)|左右差を補正
- 対象部位:広背筋、僧帽筋、菱形筋
- やり方
- ベンチに片手・片膝をつき、反対の手でダンベルを持つ
- 背中をまっすぐ保ち、腰の横に引き上げる
- ゆっくり下ろす
- 目安:片側10〜12回 × 3セット
- 注意点:身体をひねらずにまっすぐ保つ。
5. チンニング(懸垂|Pull-up)|自重で最強の背中トレ
- 対象部位:広背筋、僧帽筋、上腕二頭筋
- やり方
- バーを肩幅より広めに握る
- 胸をバーに近づけるように体を引き上げる
- ゆっくり下ろす
- 目安:限界まで × 3セット(初心者は補助バンドを使用)
- 注意点:反動を使わず、広背筋を意識する。
背中トレを効果的にする3つのコツ
- 肩甲骨を動かす意識を持つ
腕ではなく「肩甲骨を寄せる」動きで背中に効かせる。 - 広さと厚みをバランスよく鍛える
広背筋(広さ)=ラットプルや懸垂
僧帽筋・菱形筋(厚み)=ローイング系
→ 両方を取り入れることで理想的な背中になる。 - 初心者はマシン・自重、中級者以上はフリーウェイト
フォーム習得 → マシンや自重
負荷アップ → バーベル・ダンベル
という流れでステップアップすると安全。
まとめ
背中トレは「広さ」と「厚み」を意識して種目を組み合わせることが成功のカギです。
✔ 初心者 → ラットプルダウン、ワンハンドロー
✔ 中級者以上 → デッドリフト、バーベルロー、チンニング
週1〜2回の頻度で取り入れれば、姿勢改善・肩こり解消・シルエット改善の効果が期待できます。背中は普段見えない部位ですが、鍛えることで全身の印象が大きく変わります。

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