日本には、四季折々の風景と共にその姿を変えながら、何百年もの歴史を今に伝える美しいお城が数多く存在します。戦乱の世を見守り、時には文化の象徴として愛されてきた「城」は、まさに日本の歴史と美の結晶。
今回は、初心者から城マニアまで楽しめる「一度は訪れたい日本の名城5選」を厳選してご紹介します。観光としての魅力はもちろん、建築や歴史の豆知識も交えながら、あなたを“城の旅”へと誘います。
1. 姫路城(兵庫県)
― 世界が認めた白の城、美しさと堅牢さを兼ね備えた名城

見どころ:現存天守/白漆喰の外壁/複雑な防御構造
ユネスコ世界遺産にも登録された「姫路城」は、日本を代表する名城。白鷺が羽を広げたような優雅な姿から「白鷺城」とも呼ばれています。見た目の美しさだけでなく、戦に備えた巧妙な構造にも注目。迷路のように入り組んだ城内や、鉄砲狭間、石落としなど、防御の工夫が随所に見られます。
ベストシーズン:春(桜)・秋(紅葉)
所要時間:約2時間〜半日
入場料は、大人(18歳以上): 2,500円、小人(18歳未満): 無料となります。
■ 車でのアクセス・駐車場情報
・アクセス:山陽自動車道「山陽姫路東IC」から車で約15分、または姫路バイパス「中地ランプ」から約15分
・駐車場:あり(姫路城周辺に公営・民間の有料駐車場が多数)
・一言メモ:姫路城周辺には大規模な駐車場がいくつもありますが、桜の季節(春)や大型連休中は非常に混雑します。公式サイトで駐車場の空き状況をリアルタイムで確認できるシステムが便利です。
■ 電車・バスでのアクセス情報
・最寄り駅:JR「姫路駅」、山陽電車「山陽姫路駅」
・アクセス:姫路駅北口から徒歩約20分。または神姫バスで約5分、「姫路城大手門前」下車、徒歩約5分
・一言メモ:姫路駅の北口を出ると、大通りの真正面に姫路城が見えます!歩道も広く綺麗に整備されているため、お城を眺めながらのんびり歩いて向かうのがおすすめです。
2. 松本城(長野県)
― 黒と白のコントラストが美しい、「烏城」の異名を持つ現存天守

見どころ:五重六階の天守/武具展示/日本アルプスの眺望
戦国時代に築かれた松本城は、現存する最古級の五重六階の天守を持ち、全国の城の中でも非常に希少な存在。黒漆塗りの外壁が特徴で、「烏城(からすじょう)」の異名を持ちます。内部には当時の火縄銃や甲冑の展示もあり、武士の暮らしが垣間見えます。
おすすめ:夜のライトアップ(幻想的!)
入場料は、大人(高校生以上): 1,300円(※電子チケットの場合は1,200円)、小・中学生: 400円、未就学児:無料となります。
■ 車でのアクセス・駐車場情報
・アクセス:長野自動車道「松本IC」から車で約20分
・駐車場:あり(市営開智駐車場、市営松本城大手門駐車場など / 有料)
・一言メモ:お城のすぐ北側にある「開智駐車場」が最も近くて便利です。ただし休日やイベント時(桜の時期やプロジェクションマッピング開催時など)は周辺道路も含めて渋滞しやすいため注意してください。
■ 電車・バスでのアクセス情報
・最寄り駅:JR「松本駅」
・アクセス:松本駅(お城口)から徒歩約20分。または松本周遊バス(タウンスニーカー)北コースで約10分、「松本城・市役所前」下車すぐ
・一言メモ:松本駅からお城へ向かう途中には、「縄手通り」や「中町通り」といったレトロでおしゃれな商店街があります。カフェや雑貨屋巡りを楽しみながら歩くルートが人気です。
3. 犬山城(愛知県)
― 日本最古の木造天守、国宝にして絶景スポット

見どころ:1537年築の天守/木曽川のパノラマビュー/国宝指定
「犬山城」は、現存天守の中でも最も古い1537年に建てられた国宝の城。天守の最上階からは、木曽川とその周辺の街並みを一望できます。規模は小さいものの、保存状態が良く、当時の建築技術の粋を間近で感じられる貴重な場所です。城下町も整備されており、グルメやお土産も充実。
ワンポイント:木造の床から足元が見えるスリル感!
入場料は、大人: 1,000円、小・中学生: 200円となります。
■ 車でのアクセス・駐車場情報
・アクセス:東名高速道路「小牧IC」または名神高速道路「小牧IC」から車で約25分
・駐車場:あり(犬山城第1〜第3駐車場など / 有料)
・一言メモ:お城のすぐ麓に第1駐車場がありますが、アクセスする道が少し狭く、休日は満車になりやすいです。少し歩きますが、第2・第3駐車場の方がスムーズに停められることが多いです。
■ 電車・バスでのアクセス情報
・最寄り駅:名鉄「犬山駅」、名鉄「犬山遊園駅」
・アクセス:犬山駅(西口)から徒歩約20分、または犬山遊園駅(西口)から徒歩約15分
・一言メモ:「犬山駅」から下車して、古い町並みが残る「本町通り」を散策しながらお城へ向かうルートが王道です。食べ歩きグルメが豊富なので、お腹を空かせて行くことをおすすめします!
4. 熊本城(熊本県)
― 戦国の智将・加藤清正が築いた「難攻不落」の名城

見どころ:武者返しの石垣/再建された天守/復興の軌跡
熊本城は、その重厚な石垣「武者返し」が有名。2016年の熊本地震で被災しましたが、現在も復興作業が進められ、一部エリアは公開中。再建された天守には最新の展示設備が導入され、ARや映像でわかりやすく歴史を学べます。災害に負けず再生を続けるその姿に、今こそ訪れる価値があります。
おすすめ:復興見学ツアー(事前予約可)
入場料金は、大人(高校生以上): 800円、小・中学生: 300円となります。
■ 車でのアクセス・駐車場情報
・アクセス:九州自動車道「熊本IC」から車で約30分
・駐車場:あり(二の丸駐車場、三の丸駐車場など / 有料)
・一言メモ:観光の拠点には、城内にある「二の丸駐車場」が便利です。熊本城のすぐそばに「桜の馬場 城彩苑(じょうさいえん)」という観光施設があり、そこからお城の入り口までは無料のシャトルバスも運行しています。
■ 電車・バスでのアクセス情報
・最寄り駅:JR「熊本駅」
・アクセス:熊本駅から熊本市電(路面電車)で約15分、「熊本城・市役所前」下車、徒歩約10分
・一言メモ:路面電車でのアクセスがレトロで旅情を誘います。電停からお城(天守閣)までは上り坂や階段が続くため、歩きやすい靴での見学が必須です。
5. 弘前城(青森県)
― 東北の春を彩る、日本屈指の桜の名所

見どころ:唯一の東北現存天守/石垣修復工事中の貴重な姿/桜まつり
弘前城は、江戸時代に築かれた天守が現存する、東北で唯一の名城。特に「弘前さくらまつり」は日本最大級の桜イベントとして有名で、満開の桜とお城のコラボレーションはまさに絶景。現在は石垣修復のため、天守が仮移設されていますが、これは今しか見られないレアな光景です。
イベント情報:毎年4月下旬〜5月上旬に桜まつり開催
入場料金は、大人: 320円、小・中学生: 100円となります。
■ 車でのアクセス・駐車場情報
・アクセス:東北自動車道「大鰐弘前IC」から車で約25分
・駐車場:あり(市立観光館駐車場、弘前市役所駐車場など周辺に多数 / 有料)
・一言メモ:日本有数の桜の名所として知られる弘前城ですが、「弘前さくらまつり」の期間中(4月下旬〜5月上旬)は周辺で大規模な交通規制が敷かれます。この時期の車でのアクセスは事前の情報収集が絶対不可欠です。
■ 電車・バスでのアクセス情報
・最寄り駅:JR「弘前駅」
・アクセス:弘前駅から弘南バス(土手町循環100円バスなど)で約15分、「市役所前」下車、徒歩約5分
・一言メモ:弘前城は「弘前公園」という広大な敷地の中にあります。天守閣だけでなく、美しいお堀や赤い橋(下乗橋など)、四季折々の自然を楽しみながら、時間に余裕を持って散策してみてください。
◆ お城めぐりをもっと楽しむためのワンポイント
- 🔍 「日本100名城スタンプラリー」を活用して、旅の記録を残そう!
- 📱 公式アプリやARガイドを活用すると、現地の歴史がより深く楽しめます。
- 🏯 現存天守か再建天守かを意識して見ると、構造の違いや歴史背景が分かって面白い!
【まとめ】
日本の城は、単なる建築物ではなく、「歴史を語る語り部」であり、「風景に溶け込む芸術作品」です。今回ご紹介した5つの城は、どれも歴史的価値・美しさ・観光体験として高いレベルを誇る名城ばかり。四季折々に表情を変える城を訪れ、日本の美と文化の奥深さを感じてみてはいかがでしょうか?
※入場料金等は2026年4月時の情報になりますのでお出かけの際は必ず以下の公式サイトでご確認ください!
[姫路城(兵庫県)の公式サイト]
[松本城(長野県)の公式サイト]
[犬山城(愛知県)の公式サイト]
[熊本城(熊本県)の公式サイト]
[弘前城(青森県)の公式サイト]
(弘前城は「弘前公園」の敷地内にあるため、弘前公園の公式サイトが公式の案内ページとなります)


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