勇気を出して挑戦した。でも、うまくいかなかった。
それでも、この失敗は無駄じゃなかったと思える理由
「挑戦しない後悔より、挑戦した後悔のほうがいい」
正直、この言葉を信じていたわけじゃない。
でも、どこかで「信じたい」と思っていた。
だからあの日、ずっと避けてきた挑戦に、ようやく手を伸ばした。
結果から言えば、はっきりと失敗した。
成功談でも、逆転ストーリーでもない。
これは、勇気を出したのに報われなかった、
少し不格好な失敗の話だ。
「このままで終わるのかな」という焦り
当時の自分は、特別不幸でもなければ、特別充実しているわけでもなかった。
毎日は回っている。最低限、ちゃんと生きている。
でも夜になると、決まって同じ考えが頭をよぎった。
「自分、何かに本気になったことあったっけ?」
「このまま何も変えずに、時間だけ過ぎていくんじゃないか?」
SNSを開けば、誰かの挑戦や成果が流れてくる。
比べるつもりはないのに、比べてしまう。
そして、動いていない自分に、静かに焦る。
その焦りが、背中を押した。
というより、追い詰めた。
怖さをごまかすように、挑戦を決めた
正直に言うと、
「ワクワク」より「怖さ」のほうが圧倒的に大きかった。
失敗したらどうしよう。
笑われたらどうしよう。
向いてなかったらどうしよう。
それでも、「やらない理由」を探す自分が、いちばん嫌だった。
だから、自分に言い聞かせた。
「やらずに後悔するより、やって後悔しよう」
そうやって、少しだけ勇気を振り絞った。
現実は、想像よりずっと厳しかった
挑戦すれば、何かが変わると思っていた。
少なくとも、努力は報われると思っていた。
でも現実は違った。
・思うように結果が出ない
・周りと比べて落ち込む
・「向いてない」という言葉が頭から離れない
頑張っているはずなのに、自信だけが削られていく。
前に進んでいる感覚がないのが、いちばんつらかった。
そして最終的に、自分で結論を出した。
「これは、失敗だ」
その瞬間、心の奥がズンと重くなった。
失敗した自分を、しばらく受け入れられなかった
「挑戦して偉いね」
そう言われても、素直に受け取れなかった。
結果が出ていない以上、
それはただの慰めに聞こえた。
夜になると、
「やらなきゃよかった」
「なんであんなこと始めたんだろう」
そんな言葉が頭の中をぐるぐる回った。
失敗って、
結果だけじゃなく、自分の価値まで否定された気分になる。
時間が経って、ようやく分かったこと
少し距離を置いてから、冷静に振り返ってみた。
すると、不思議なことに、
失敗したからこそ見えたものがあった。
・自分が甘く考えていた部分
・努力の方向がズレていたこと
・「失敗」を極端に怖がっていた自分
もし挑戦していなかったら、
これらに一生気づかなかったと思う。
「やってたら、うまくいったかも」
そんな都合のいい妄想を抱えたまま、
何も変わらずに過ごしていただろう。
挑戦は、成功しなくても人生を動かす
この失敗で学んだことがある。
挑戦は、成功した人だけのものじゃない。
失敗した人の人生も、確実に動かす。
転んだ場所は、
「何もしていなかった場所」より、
ずっと前にある。
失敗は痛い。恥ずかしい。
でも、挑戦しなかった自分より、
今の自分のほうが、少しだけ好きだ。
これから挑戦しようとしているあなたへ
もし今、
「失敗したらどうしよう」
「向いてなかったら怖い」
そう思って動けずにいるなら、伝えたい。
失敗は、思っているより回復できる。
でも、挑戦しなかった後悔は、意外と長く残る。
うまくいかなくてもいい。
途中でやめてもいい。
カッコ悪くてもいい。
一度、本気で挑戦した経験は、
必ず次の一歩の土台になる。
自分は、この失敗のおかげで、
また挑戦しようと思えている。
次も成功するとは限らない。
それでも、もう一度、前に進く。


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