トレーニーがよく飲むサプリメント徹底解説

筋トレやボディメイクに取り組む人にとって、食事とトレーニングは基盤です。しかし、栄養だけで筋肉の合成や回復を最適化するのは難しいため、多くのトレーニーが「サプリメント」を活用しています。ここでは、目的別に代表的なサプリを詳しく紹介します。

1. 筋肉を増やすためのサプリ

ホエイプロテイン

  • 特徴:牛乳由来のたんぱく質で吸収が速い。
  • 効果:筋タンパク合成を促進し、トレ後の回復を早める。
  • 摂取タイミング:トレーニング直後、朝食時、小腹がすいた時。
  • 注意点:乳糖不耐症の人はお腹を下すことがあるので、WPI(アイソレート)タイプを選ぶと良い。

カゼインプロテイン

  • 特徴:吸収がゆっくり。腹持ちが良い。
  • 効果:睡眠中など長時間食事を摂れない間に筋肉の分解を抑える。
  • 摂取タイミング:就寝前、食事間隔が長い時。
  • 注意点:胃に負担を感じる人もいるので、量を調整。

クレアチン

  • 特徴:筋肉内に蓄えられ、瞬発的なエネルギーを供給。
  • 効果:高強度トレーニングのパフォーマンス向上、筋力アップ、ボリューム増加。
  • 摂取タイミング:トレーニング後に糖質と一緒に摂ると吸収が良い。
  • 注意点:一時的に体重が増える(水分保持)ことがあるが健康上の問題は少ない。

EAA(必須アミノ酸)

  • 特徴:体内で合成できない9種類のアミノ酸を含む。
  • 効果:筋合成を強く促進。空腹時でも筋分解を抑えられる。
  • 摂取タイミング:トレーニング中、朝起きてすぐ。
  • 注意点:味が苦い製品も多く、コストが高め。

BCAA(分岐鎖アミノ酸)

  • 特徴:EAAの中の「ロイシン・イソロイシン・バリン」を抽出。
  • 効果:筋分解抑制、疲労軽減。特にロイシンは筋合成のスイッチ。
  • 摂取タイミング:トレーニング中。
  • 注意点:EAAと役割が重なるので、どちらか一方でOK。

2. パフォーマンスを高めるサプリ

カフェイン

  • 特徴:中枢神経を刺激して覚醒作用をもたらす。
  • 効果:集中力向上、持久力アップ、疲労感の軽減。
  • 摂取タイミング:トレ30〜60分前(100〜200mgが目安)。
  • 注意点:摂りすぎると不眠や動悸を引き起こすので注意。

シトルリン

  • 特徴:一酸化窒素(NO)の生成を促進し、血流を改善。
  • 効果:パンプ感増加、持久力向上、疲労回復。
  • 摂取タイミング:トレ30分前。
  • 注意点:効果を感じにくい人もいるが、長期的に使うと疲労軽減効果が出やすい。

ベータアラニン

  • 特徴:カルノシン濃度を高め、乳酸の蓄積を抑制。
  • 効果:高強度トレーニングの持続力向上。
  • 摂取タイミング:毎日少しずつ継続摂取(トレ前後に限らない)。
  • 注意点:摂取すると「ピリピリ感(パレステジア)」が出ることがあるが無害。

3. 健康・回復を支えるサプリ

マルチビタミン & ミネラル

  • 特徴:体の基礎代謝・免疫機能をサポート。
  • 効果:筋合成に必要な補酵素として働き、疲労回復を助ける。
  • 摂取タイミング:朝食後、夕食後など。
  • 注意点:過剰摂取は逆効果になることがあるので用法を守る。

オメガ3(フィッシュオイル)

  • 特徴:EPA・DHAを多く含む。
  • 効果:抗炎症作用、関節保護、心血管系の健康サポート。
  • 摂取タイミング:食後(脂質と一緒に摂ると吸収が良い)。
  • 注意点:酸化しやすいので保管方法に注意。

グルタミン

  • 特徴:体内で多く使われるアミノ酸。
  • 効果:免疫維持、消化器系の健康、疲労回復。風邪予防に飲むトレーニーも多い。
  • 摂取タイミング:トレ後、就寝前、体調が不安なとき。
  • 注意点:筋肥大効果は直接的には少ない。

まとめ

  • 筋肥大を目指すなら → プロテイン・クレアチン・EAA
  • パフォーマンスを上げたいなら → カフェイン・シトルリン・ベータアラニン
  • 健康と回復を重視するなら → マルチビタミン・オメガ3・グルタミン

サプリは「魔法の薬」ではなく、あくまで 食事・睡眠・トレーニングの補助。まずは基礎を固め、その上で目的に合ったサプリを取り入れるのが理想です。

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